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大蜘蛛の正体!? [家族の話]

  お盆の話題です。(でも、「家族の話」に分類してよいものか…?)

 

 今から26年前の夏、白やぎの父方の祖父の初盆でした。

当時の白やぎ家は、祖父の時代の大きな2階建てで、戦時中は

防空壕も兼ねた地下室と2階建ての蔵のある家でした。

 (地下室も蔵も、閉じ込められると怖いんだ~まったくの暗闇で

  いつまでたっても何も見えない。外の音も聞こえない…。

  蔵なんか日本人形だの日本刀だの…怪談話には欠かせないアイテム

  満載で今考えても恐ろしいです) 

 

 さて、祖父の初盆の入りの日の朝、仏壇の前に足の長い黒い大きな蜘蛛

 足の先を円で囲むと、直径7~8cmくらいはあったであろう大きさに、

 私と二人の妹は悲鳴を上げました。

  集まってくる両親と祖母…半ベソの孫たちを前に、祖母はサラリと

 言いました。

 「おじいちゃんが乗って来はったんや

 一同、唖然!えっ、そうなの?

 「だから、そのまま好きにさせたり!」

 …おっしゃるとおりに…大蜘蛛は命拾いした。まあ、「朝の蜘蛛は鬼に

 見えても殺すな」との言い伝えもありますし…。

 

 その日から1週間ほど、その大蜘蛛は家のあちらこちらで目撃され、

 祖母の言葉通りに「好きに」振舞ったようです。

 

  送り火も済ませ、提燈も片付けいつものお仏壇の様子に戻った頃、

 誰からとなく「大蜘蛛、見た?」「見てない!」「どこに行ったんだろね?」…。

 祖母曰く。

 「おじいちゃんが乗って帰りはったんや…。」

 …そんな…でも、お盆の終わりと共に居なくなってるのは確か…。

 

 それから毎夏、お盆の頃になると大蜘蛛は現れた

 次の年は、体の大きいずんぐりむっくりタイプだよ

 「おじいちゃん、新車だ~!」

 家族は大蜘蛛を笑顔で迎え…1週間もたつと、また、居なくなった。

 

 祖父の初盆から4年後、祖母は肺がんで自宅療養していました。

 癌の出来た場所が悪く、手術は不可能。本人は「癌だけには、なりたくない」

 と常々言っていた人なので、告知も無理な延命治療もせずに、

 家族のそばで穏やかに…父と兄弟たち、掛かり付け医との話し合いでした。

 本人は(もちろん、中学生だった私も、そんなこととは知らず…)、入院から

 自宅療養に切り替え、すこぶるご機嫌

 毎日、庭先に出て朝顔を眺めたりしておりました。

  

  その年も、お盆になると大蜘蛛はやって来ました。

 いつもは仏壇周りに現れる大蜘蛛、その年は祖母の寝室に

 現れたのです

  そして、お盆が過ぎてもしばらくは、家の中で目撃されました。

 ほとんどが祖母の寝室の近くで…。

 「おじいちゃんがおばあちゃんを心配している」

 私たちは本気でそう思いました。大蜘蛛はいつの間にか姿を消しました。

 

  冬になり、年が明けてまもなく祖母は他界しました。

 

 そして、祖母の初盆の夏…。

 やって来ました2匹の大蜘蛛

 「おばあちゃんも蜘蛛に乗ってるよ~

 私たちも親戚も、そう言って2匹の蜘蛛を迎え…帰って行きました。

 

 翌年、祖父母のお仏壇は、お墓にも近い長男伯父宅に移されました。

 

 そしてお盆。おばから電話が来ました。

 「来たわよ!蜘蛛!2匹、朝、玄関に居たのよ

 

  そんなのってあるのかな~でも、その年、白やぎ実家には蜘蛛は

 来なかったし、次の年も、その次の年も、2匹の大蜘蛛は伯父宅に

 やって来て…帰って行って…。(毎年「新車」になってたそうです

 

  そういえば最近、蜘蛛が来ているかどうかも確かめていないな~。

 7年前、従兄に子供が生まれた年は「来てる」って聞いたけど、

 今年はどうしているんだろう?

 

 


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コメント 10

ありえ

ここ最近、“こころに太陽”過去記事を読んでます。
私も自分の実家で同じ蜘蛛を見ました。
あまりに大きくて、「どこかの誰かが、ペットとして飼ってたのを捨てたんだ。きっと毒蜘蛛にちがいない」と思いこんじゃって・・・。殺生しちゃいました。
後で、図書館にいって蜘蛛図鑑で調べたら、足高蜘蛛(あしだかぐも)といって、昔からある民家の屋根裏によく生息し、ゴキブリや害虫などを食べるので、守り神と呼ばれているそうです。・・・ショックでした。
また、お盆前後の不思議現象は、私にはわかります。
自分のブログに、古い家の、とある現象の事を書きました。
TB送ります。良かったら読んで下さい。
ちなみに、この家というのは、何を隠そう、私の実家のことです(^^;)
by ありえ (2006-02-13 04:22) 

白やぎママ

>ありえさま
 古い記事までお読み頂いて…嬉しいような恥ずかしいような…

 「足高蜘蛛」…それです。元々実家ではよく見かけた蜘蛛なのですが、
 毎日のように、部屋の中をウロウロするなんてことはありませんでした。
 お盆の時期だけ、いつも視界のどこかにいる…って感じでしたので、
 不思議でしたね~。
 ちなみに、今年の夏も…来ていた事を確認しました^^V

 ご実家の「ピンポ~ン♪」は…おじい様?
 自分にとって、大事な人だと思うと、全然、怖くないものですね。
by 白やぎママ (2006-02-13 10:29) 

Shin

今、その蜘蛛がこの部屋にいます。(絶対いるはず・・・・どこかの隙間に!)
パソコンしながら気になって気になって・・・・殺虫剤がはなせません。
でも、あなたのブログを見て少しだけ気分が楽になりました。
でも、怖いーーー!!!!
by Shin (2006-05-25 21:07) 

白やぎママ

>shinさま

こんばんは。はじめまして。
えっと・・・・蜘蛛が居たのは夕べなんですよね。今頃は、どこかへ出かけてくれたのでしょうか?
人間の一番怖いものは「蜘蛛」か「蛇」に別れるそうなのですが・・・苦手な方には「何を言われても生理的にイヤ!」なものでしょうね。

こんな思い出話で、ご気分がまぎれれば幸いです。
by 白やぎママ (2006-05-26 22:13) 

maiz55

今日足長蜘蛛を仏壇で見ました。明日は母の一周忌があります。
母は10月12日に亡くなったのですが初盆を兼ねて明日納骨堂で法事です。私は最初怖くて掃除機で吸い取ろうとしましたが逃げられました。そしてもしやと思いネットで調べたらあなたのホームページに行き着きました。びっくりです。母です、大好きなぶんちゃんです。
私は嬉しくなって涙が止まりませんでした。今もキーボードを叩きながら目が潤んでもやがかかっています。本当に有難う。
あなたのおかげで蜘蛛殺しを止めました。
有難う。好きにさせます。
by maiz55 (2006-08-03 23:20) 

白やぎママ

> maiz55 さま

お返事が遅くなり、申し訳ございません。

今頃は・・・お母様の法事も終えられたことと思います。
昨年までは、仏壇を移した伯父宅に、毎年のように蜘蛛が来ていた
ことを確認しましたが、今年はまだ見かけないそうです。
(8月2日の状況です。)

お母様も蜘蛛に乗って会いに来られたと信じたいですね。
by 白やぎママ (2006-08-06 00:45) 

しいな

はじめまして
 古い日記に書き込み、すみません。
 キャンプ場で見かけた蜘蛛について調べて居たら、ここに行き着きました
 不思議なこともあるんですね。
 蜘蛛の見方が変わってきそうな内容です。
 いい話をありがとうございました。
by しいな (2006-09-25 09:43) 

白やぎママ

>しいなさま

はじめまして。いらっしゃいませ。
実は・・・「蜘蛛」検索でおいで頂く方は、意外とたくさんいらっしゃる様です。
今年の夏も、足の長い蜘蛛(足高蜘蛛ですね)と、胴体がずんぐりむっくりの大きい蜘蛛、2匹の蜘蛛が仏壇のある伯父宅に来たそうです。
蜘蛛嫌いな伯母が、毎年の夏の2匹だけは大事に扱うのが、面白い反面、気持ちがよく分かります。
by 白やぎママ (2006-09-28 16:23) 

しいな

私も蜘蛛は苦手なんですよ^^;
ゴッキーや蛇は大丈夫なんですけど
蜘蛛を見ると畏縮してしまいます

でも、1週間だけ現れるのが不思議ですよね...
by しいな (2006-09-29 11:37) 

白やぎママ

>しいなさま

私もゴッキーや蛇、平気ですよ。^^w
ダンナに言わせると「可愛気のない女」だそうですが・・・・・(怒)
蜘蛛は‘ハエ取り蜘蛛‘レベルならOKです。
大きい蜘蛛は・・・‘祖父母の蜘蛛‘以外、苦手ですね~。
ムカデやフナ虫も苦手意識があるので、「足がたくさん!」が×なのかもしれません。
(でも‘となりのトトロ‘のねこバスは大好きです。)
by 白やぎママ (2006-09-29 13:32) 

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